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朝日新聞へのバッシングだと思います。
2014年09月20日 (土) | 編集 |
(いわゆる)「従軍慰安婦問題」=戦争中に日本軍が、日本の植民地や侵略・占領した土地で、女性をだまして連行し、日本軍兵士を相手に性的労働を強制したこと、
と私はとらえています。(そして、無かった事にしたい勢力がいる、とも感じています。)
従軍慰安婦問題についての記事で朝日新聞社が批判されていますが、それについて、
私の考えを書きます。

今年8月5日6日付の朝日新聞朝刊に、過去に朝日新聞が報じた、従軍慰安婦問題記事について、慰安婦問題取材班が記事を書いています。
5日の1面・「慰安婦問題の本質 直視を」の趣旨は、おおよそ次の3点です。

・朝日新聞の過去の従軍慰安婦報道の中に、一部、事実関係の誤りがあった。
・ただし、一部誤りがあるからといって、
従軍慰安婦問題は捏造である、という議論には同意できない。
・『戦時下での女性に対する性暴力をどう考えるかということは、今では国際的に女性の人権問題という文脈でとらえられています。慰安婦問題はこうした今日的なテーマにもつながるのです。』(←『』内は紙面のまま)

8月5日付に、朝日新聞がこのような声明を載せるに至ったのは何がきっかけだったかというと、今ちょっとネットで調べてみたのですが、2,3のサイトに行き当たりました。
読売新聞の社説欄で(おそらく)2013年の11月1日に、
「いわゆる従軍慰安婦問題が日韓両国間の外交問題になったのは、1992年の
【朝日新聞】の報道が発端だ。旧日本軍に関し、『主として朝鮮人女性を挺身隊の名で
強制連行した』などと事実関係を誤って報じたもので、これを受けて韓国で
日本への反発が強まった」

という、朝日新聞への批判が載ったようです。
(社説は、読売オンラインにはないので、
日本を愛する島根女性の会から県議会議長宛て抗議文)(2014年6月24日の書き込みより)
こちらから、太文字部分を転載させていただきました。)

問題は、過去に朝日が取材して記事にした従軍慰安婦報道の中に、誤りの記事があったということです。
8月5日付、16面の【「済州島で連行」証言--裏付け得られず虚偽と判断】。
「吉田清治氏という人物の”慰安婦証言”を朝日新聞では80年代から90年代にかけて記事で取り上げたが、吉田氏の証言は虚偽であった」という趣旨の、説明記事。
【読者のみなさまへ】の部分を転載します。太文字部分。
吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します。当時、虚偽の証言を見抜けませんでした。済州島を再取材しましたが、証言を裏付ける話は得られませんでした。研究者への取材でも証言の核心部分についての矛盾がいくつも明らかになりました。
ということで、従軍慰安婦の吉田清治氏の証言が虚偽だったのは確定らしいです。

吉田清治氏の証言については、
吉田氏は93年5月、吉見義明・中央大教らと面会した際、「(強制連行した)日時や場所を変えた場合もある」と説明した上、動員命令書を写した日記の提示も拒んだといい、吉見氏は「証言としては使えないと確認するしかなかった」と指摘している=(吉見義明・川田文子編【「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実】大月書店、1997)年(8月5日紙面 「済州島で連行」証言--裏付け得られず虚偽と判断 よりそのまま抜粋)
ということで、1993年にはすでに、信用できない証言だったのではないかと思いました。


私は今回、疑問がある証言にもかかわらずなぜここまで長引いたのかと思っていますが、
朝日新聞が「過去の朝日の従軍慰安婦報道については一部誤りがあった」と認めて記事を取り消すと宣言したことについては、良かったと思います。
ただし、私は5日の分しか紙面を読んでいないものの、朝日新聞の編集者が、吉田清治氏の証言が誤りだと気づくのに遅れた原因が、やはりいまひとつ、よく分からないという面は残ります。

そして、「よくないな」と思ったのは、他の報道機関や「世論」の反応です。
なぜよくないか。
今回の朝日の記事は、「一部に誤りがあった」という説明なのに、他の報道機関では「朝日の従軍慰安婦報道そのものが誤りだった」とも受け取れるような反応で、しかもそれが過剰だと感じます。
で、さらに「変だ」としか言いようがないのが、安倍首相や自民党の政治家の反応。
安倍首相 朝日新聞に注文「世界に向かって取り消しを」[2014年9月14日、スポニチ。より、転載。
ここから。================ 
安倍晋三首相は14日のNHK番組で、朝日新聞が従軍慰安婦の一部報道を取り消した問題をめぐり、朝日新聞に対し「世界に向かって取り消していくことが求められている」と指摘、事実関係を国際社会に説明すべきだとの認識を示した。「事実ではないと国際的に明らかにすることを、われわれも考えなければならない」とし、政府としても対応する意向を明らかにした。
自民党の稲田朋美政調会長はフジテレビ番組で「誤報を放置してきたのは不作為による虚偽(報道)と言っても過言ではない。おわびではなく、日本の名誉回復のため、何をするかを発信すべきだ」と注文した。
次世代の党の平沼赳夫党首はNHK番組で「国益に相当大きな悪影響を与えており、真相を究明しなければならない」と述べ、朝日新聞関係者を国会に参考人招致する必要性を強調した。
===================ここまで。
首相の、『朝日新聞に対し「世界に向かって取り消していくことが求められている」』
というのは、意味不明です。
何を取り消すのか。従軍慰安婦の存在そのものを?
稲田朋美政調会長の、『誤報を放置してきた』は間違っていない、そのとおりです。
しかし『日本の名誉回復のため、何をするかを発信すべきだ』、というのが意味不明です。
それ以前に、首相や稲田さんに、記者がどのように質問をすればこういう発言が出てくるのか。

ネットで一般の人たちの反応を見ていて思うのは、従軍慰安婦の問題よりも朝日の一部誤報を叩くのが目的のようになっていて、「朝日を叩くのが目的」の人たちの中には、人権という観点は一切欠けているのではないか・・ということです。それは強く感じます。

日本軍が慰安所や従軍慰安婦に関係していたか、は、
「中曽根康弘 従軍慰安婦 証拠」で検索すると、ネットに関連情報が出てきます。


朝日新聞では1987年頃~1988年頃にかけて、だったと思います。
読者の戦争体験のコーナーを声欄の横に設け、連載しました。
その後、「戦争」という題名で単行本で上下巻が発行され、私はそれを全部読みました。
どの体験も、生々しく胸に迫るものがありましたが、その中でも特に忘れられない話を、
次回のブログで書こうと思っています。
重い話なのですが、「戦争体験者がいなくなってしまう」と嘆く前に、
私の感想、思いを、こんな小さなブログではありますが、残そうと思います。



コメント
この記事へのコメント
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/09/25(木) 05:52:42 | | #[ 編集]
情報をありがとうございます。
教えていただいたサイト、さっそく見てみました。
「朝日は、誤報は誤報、と認めるべきだ」というよう趣旨の意見、
冷静だと感じました。
しかしそれにしても、繰り返しになりますが、
だからといって「従軍慰安婦が存在しなかった」ことにならないのに、
朝日へのバッシング・・
政権を批判すると「反日」(この言葉自体が変ですが)などと、
また叩かれるのでしょうか。
それ以前に、政権幹部が「新聞は読売だけで十分」と発言するなど、
政権も変だし、政権寄り過ぎるマスコミも、変です・・。

ありがとうございます!
2014/09/26(金) 23:37:55 | URL | ゆうこ #-[ 編集]
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