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「自衛隊の海外での武力行使について、『軍法』の問題が抜け落ちている」、と、伊勢崎賢治さん。
2014年06月24日 (火) | 編集 |
こんばんは。(6月26日です。添削しました)

ツイッターで、フォロワーさんがRT(転載)した、
伊勢崎賢治さんのツイートについて、書きます。
伊勢崎さんは、集団的自衛権のことを考えるに当たり、
「軍法」のことが抜け落ちている、と指摘しています。
ツイートにもありますが、この部分です。
自衛隊の海外での武力行使について、ウヨク:サヨク、改憲派:護憲派、すべての陣営に欠けている視点があります。「軍法」の問題です。(1番目のツイート)

私は伊勢崎さんについて、過去に自分のブログに記事を書いていました。
「憲法9条は日本人にはもったいない」、と。[1]
「憲法9条は日本人にはもったいない」、と。[2]
「憲法9条は日本人にはもったいない」、と。[3]


伊勢崎さんのツイートの最後に、ジャズイベントの紹介があります。
お時間がある方は、ぜひ、参加なさってみてください。
(私も、自分の都合が合えば行きたいというイベントが多いものの、なかなか行けず)
ジャズイベント、日にちが迫っています。
6月27日(金・明日)と、6月29日(日)です。



伊勢崎賢治さんは、こういう方です。wikipedeiaより
→『東京外国語大学総合国際学研究院教授。 東京外国語大学総合国際学研究院教授。 NGO・国際連合職員として世界各地の紛争現地での紛争処理、武装解除などに当たった実務家としての経験を持ち、紛争屋を自称する。現在は大学教授として教務する傍ら、評論家としてメディアにも出演しており、紛争解決請負人とも呼ばれる。紛争屋を自称する。現在は大学教授として教務する傍ら、評論家としてメディアにも出演しており、紛争解決請負人とも呼ばれる。

伊勢崎さんの経歴、紛争解決請負人とも呼ばれる。という部分、大事だと思います。
が、伊勢崎さんについて三つも記事にしておきながら、
どのように紛争を解決したのか、私は現時点で把握していないでこの記事を書いています。
無血で(武器・兵器使用等なく)解決したのか、そうではないのか、は、
私の調査不足で、はっきりしたことは言えません。


■ツイートはすべて、2014年6月23日。ここから。転載。
つぶやきの順番は、ふってある番号順です。
================================================

1.伊勢崎賢治@isezakikenji
軍法と怒りのジャズ:自衛隊の海外での武力行使について、ウヨク:サヨク、改憲派:護憲派、すべての陣営に欠けている視点があります。「軍法」の問題です。想像してもみてください。もし沖縄で事件を起こした米兵が日本での訴追を免れた上、その米軍に軍法がなかったら…我々日本人はどう反応するか➡
 
2.伊勢崎賢治@isezakikenji
➡これが軍法を持たない自衛隊と派遣受け入れ国の現地社会との関係です。日本の刑法では海外での業務上過失致死傷は裁けません。国連平和維持活動や有志連合の多国籍軍の活動では、国連地位協定もしくは軍事教務協定によって、外国人兵士は「外交特権」と同じ現地法による訴追免除の措置を受けます➡

3.伊勢崎賢治@isezakikenji
➡よって、軍法のない自衛隊による過失は、地球上でこれを裁く法がないことになります。この根源的な問題から逃げるために我々は「後方支援」とか「非戦闘地域」とか日本でしか通用しない語彙を編み出し、「過失そのものが起こりえない」というロジックでやってきました。➡

4.伊勢崎賢治@isezakikenji
➡今のところそれは成功していますが、それはひとえに、この矛盾を誰よりも痛感している自衛隊諸氏の薄氷を踏む思いの行動でなりたってきたと言っても過言ではありません。➡

5.伊勢崎賢治@isezakikenji
➡海外での軍事行動をめぐる国際情勢は劇的に変化しております。自衛隊がこれからも送られ続けるであろう国連平和維持活動は、ルワンダの経験以来、現地住民の「保護する責任」を主任務とすることが常態化しております。「駆け付け警護」どころの騒ぎではないのです。➡

6.伊勢崎賢治@isezakikenji
➡「後方支援」でも、避難してきた住民の保護のため交戦になる可能性は非常に高くなっています。テロとの戦いを最大のテーマとする「集団的自衛権」の行使の多国籍軍は、現地社会の「人心掌握」を軍事ドクトリン化していますので、住民の保護は当たり前。➡

7.伊勢崎賢治@isezakikenji
➡そして、その住民に対して過失が起こった場合、「本国送還するけど安心してね。軍法で厳しく罰するから」と現地社会に言い訳できない軍の存在は、多国籍軍の統合指揮にとって、人心掌握上、決定的な欠陥になるばかりでなく、人道上、悲劇的に無責任なものです。➡

8.伊勢崎賢治@isezakikenji
➡日本人は、いつまで、この矛盾を自衛隊諸氏に背負わせるのでしょうか。怒り心頭のジャズです。今週は2つ。
6/27金:午後7時半
吉祥寺 メグ:http://www.meg-jazz.com/map.html

6/29日:午後8時
阿佐ヶ谷マンハッタン:http://www.ateliermw.com/manhattan/

============================転載ここまで。

これを読んで思ったのは、一般国民としての私は、自衛隊の活動を、テレビや新聞報道でしか知らず(本も1冊は読んだが)、災害救助活動としての自衛隊のイメージが最も強いということです。
「自衛隊が海外へ」という心配ばかりが先走り、自衛隊が加害者になることを、「うっすらとしか」考えていない・・・私はそういうところがあります。危機感がまだ足りないのです。
今年5月3日に書いた記事。
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)での、昨年12月半ばの首都での戦闘。その時、日本の陸上自衛隊は。陸自井川隊長インタビュー。---「最低限の自衛だけは」考えた---朝日新聞より。
一旦出ると、こういう現実になります。
さらに、現場で、法律の運用など考えている暇のない事態にさらされ、
戦争に巻き込まれる、ということになってしまいます。

※参照
「UNHCR Japan」(国連難民高等弁務官事務所)のページより。
緒方貞子さんの講演。
講演録: 琉球新報社主催「琉球フォーラム」 1999年1月13日 ロジワールホテル オキナワ(沖縄県那覇市)にて 世界を回って考えること 緒方貞子 元国連難民高等弁務官

↑ ここでは、緒方さんの『実際は政治的な解決よりも紛争を通して武力で事を解決するという傾向にあるところがいくつか出てきております。』という発言箇所がありますが、
だからといって、
日本が集団的自衛権を持つことには、私は賛成しません。反対です。



コメント
この記事へのコメント
旧日本軍のことも知りたい
とても深い内容のご紹介をありがとうございます。
私は昨年石破茂さんの軍法裁判所発言について記事を書きました。
http://ictkofu.blogzine.jp/kofu/2013/07/post_b74e.html
2013.07.18
石破茂幹事長の軍法会議設置論は原発戦犯も裁く凄技

この時に、「話を聞きながら旧日本軍の軍法会議についても調べてみたいと思いました。ネットで読める記事は多数あるようです。いずれ整理してみたいと思います。」と書いたのですが、とにかく私には時間も能力も足りないので、そのまま放置していました。
今回は、
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29HO165.html
自衛隊法というのがあるのだと、確認しました。
「軍法」とは呼ばずに「隊法」と呼ばれているようです。
それはともかく、沖縄で問題を起して本国に帰されたアメリカ軍兵士はその後どうなったのか、そんな具体的な例の積み重ねも知りたいと思っています。
特定秘密保護法もそうですが、法による縛りは放射能と同じように我が身に降りかかって初めて問題の所在に気付くのかも知れません。
2014/06/27(金) 22:00:02 | URL | ictkofu #IDjST/Bo[ 編集]
Re: 旧日本軍のことも知りたい
コメントの返信が遅れてしまいました。すみません。

> 私は昨年石破茂さんの軍法裁判所発言について記事を書きました。
> http://ictkofu.blogzine.jp/kofu/2013/07/post_b74e.html
> 2013.07.18
> 石破茂幹事長の軍法会議設置論は原発戦犯も裁く凄技

読ませていただきました。

確か、瀬戸内寂聴さんだったと思いますが、原発事故後、「今は、戦時中よりもひどい」というようなことを、おっしゃいました。
まったく、3.11原発事故が「開戦」ならば、今は戦時中ということになります。
現場は今もすさまじい放射線量で、(集団的自衛権行使容認の閣議決定の話題に集中し(これはこれで大事ですが)人が働いていることも、除染が続けられていることも忘れられがちになり)あちらこちらで、原因が不明というものの、病気が増えている気がします。
まさに、目に見えない弾丸に当たっている状態・・・。


> この時に、「話を聞きながら旧日本軍の軍法会議についても調べてみたいと思いました。ネットで読める記事は多数あるようです。いずれ整理してみたいと思います。」と書いたのですが、とにかく私には時間も能力も足りないので、そのまま放置していました。

それは分かります。。
私もついつい、「その後」を調べてブログにまとめるべきだと思っていても、
なかなか・・ということはあります。

> 今回は、
> http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29HO165.html
> 自衛隊法というのがあるのだと、確認しました。
> 「軍法」とは呼ばずに「隊法」と呼ばれているようです。

このページは、以前に見たことがありますが、どのフォルダーに保存したのか分からなくなり、行方不明だったので、教えてくださり、ありがとうございます。

特に、平成11年に設置された、
「自衛隊員倫理法」というのは重要な気がしますね。
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxrefer.cgi?H_FILE=%95%bd%88%ea%88%ea%96%40%88%ea%8e%4f%81%5a&REF_NAME=%8e%a9%89%71%91%e0%88%f5%97%cf%97%9d%96%40&ANCHOR_F=&ANCHOR_T=

> それはともかく、沖縄で問題を起して本国に帰されたアメリカ軍兵士はその後どうなったのか、そんな具体的な例の積み重ねも知りたいと思っています。

それは、ありますね。
その時だけは取り上げられたりニュースになったりした事件は、その後、(私は脱原発派と「反戦・反核・反基地」の人を多くツイッターでフォローしていますが)見かけません。


> 特定秘密保護法もそうですが、法による縛りは放射能と同じように我が身に降りかかって初めて問題の所在に気付くのかも知れません。

この前、すみません・・今、ちょっと自分のツイッターの過去ログを探しましたが分からなくなってしまったのですが、放射性廃棄物を(たとえば、放射能汚染瓦礫)「全国にばら撒く」ような法案が可決されたというニュースがありました。これは、重大な問題です。
探してみます。

ictkofuさん、ありがとうございます。
2014/07/02(水) 18:18:41 | URL | ゆうこ #-[ 編集]
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