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『執行の署名は私なりの小石』---千葉景子前法務大臣、朝日のオピニオン面より。
2010年11月20日 (土) | 編集 |
11月20日付朝日新聞オピニオン面より、転載。
私は、ずっと気になっていました。
今年7月28日、死刑執行に立ち会った前法相の千葉景子さんが、
どのような思いでいるのかを。
千葉さんは死刑制度廃止論者です。

オピニオン面でもう一人インタビューを受けたのは、
テレビドラマ『モリのアサガオ』の原作者の漫画家・郷田マモラさんです。

今日は千葉景子さんのインタビュー記事を紹介します。
私の感想は・・・後日書こうと思っています。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::以下、転載。(全文)

(記事より---
 裁判員による裁判で初めての死刑判決が16日、横浜地裁で言い渡された。深い悩み、重い決断だったに違いない。悩み抜いた先に、突き抜けるような青空は待っていない。それが死刑をめぐる悩みかもしれない-----)

前法務大臣 千葉景子さん

『執行の署名は私なりの小石』

 死刑執行命令書に署名するかどうか。そうしない道はあったと思います。でもやっぱり、ただ「やりませんでした」では、死刑制度の是非をめぐる議論は消え入ってしまうのではないかと思ったのです。
 法務大臣にご指名頂いて、受けるときに最初に考えました。必ずつきつけられてくる問題だろうと。
 でも、国会開会中は政治とカネや指揮権、取調べの可視化などがあり、大きな問題に踏み込むのは、なかなかしにくかった。選挙の時は、色々な集まりで「廃止論をやめてほしい」といった声も多かった。非常に目に見えない雰囲気、というか。それを何かの理由にすることはないが、そういうことは正直言ってありました。
 選挙に落ちてしまって、このまま私も離任、というところもなきにしもあらずでしたが、区切りまでという話になった。じゃあその中で、私が何かやっぱりやる必要があるだろうな、というのが自分の流れかな、と。

■折れてはいない

 法務官僚の説得に折れたというわけではありません。そういう方が分かりやすいですが。ただ、そういう見方を「ひどいなあ」とは思いません。
(続きます)
 これは私の矛盾ですが、過去に執行された時は国会議員として「なぜやるんですか」「廃止の方向で行くべきじゃないですか」と当時の法相などに申し上げたのも事実です。しかし考えてみると、結局は国会として十分な議論とか何らかの法案をまとめる、というところまで行っていない。そういうことを考えると、どこかで本格的に議論をもう一度打ち立てていくことがないといけないのかなと。
 執行と、議論を始めることは、セットじゃない。だけど、(死刑)廃止を言っていた人間が、執行することもなく議論しましょう、となると、「廃止論の流れを作ることだ」という風につながりやすいところはある。私は廃止論なんだと言って一直線で行くというのも確かに一つの道ではあるかもしれないのですが、それによって逆のとんでもない存続論が非常に強く沸き起こっていく、というのも感じます。 
 被害者に光を当てる流れがどんどん強まっている。被害者を大事にするのはもちろん否定しませんが、国会などが、ずっと忘れることなく議論をし、被害者のことも含めて、国際的なことも含めて、きちっと流れを作っていく、そういう場になっていく必要があると思います。
 法務省内でも両論あって、内心ではどちらかというと廃止論の人もいる。「これからは廃止の方向に行かざるを得ないんじゃないかと思うが、今ただちには難しい」という話をしたりしていました。
 (死刑廃止をしたフランスなどと比べて)日本では、司法や刑罰に関心を持つ人が考えているだけで、時の政権なりトップリーダーがどういう意見を持っているかが明確ではない。だから、これまでも、その時の法相がやった、やらない、という問題になってしまっているように思います。

■厳粛というのか

 署名後、死刑執行に立ち会いました。死刑に肯定的な気持ちになることは、やっぱりないです。厳粛だとよく言いますよね。厳粛……厳粛……。ああいうものを厳粛というんだろうか。みんなさわりたくない。やりたくない、そういうものを厳粛さみたいなものをもって、なんとか気持ちを肯定させている。えらくあっけないといえばあっけない。でも何か、とってもこう、美しくないというか、何か醜悪というか、でも形の上では厳粛。そこのなんとも落差というか、ある意味で自己嫌悪みたいなものもありました。
 自分が立ち会っているってことはいったいなんなんだと。最終の責任者、という整理はつかないことはないが、自分の中で自分を責めるものがあって。いろんな理屈はあっても、国の権力をもって、あの人の命をそこで絶つ、ということはできるんだろうか、というのは改めて感じました。
 そう感じるだろうということは、まったくわからなかったわけではありませんが、やっぱり何となく、観念的に整理していたんです。ただ現実を見ると、命という究極なものについて、国という抽象的なものをもって奪うことの残酷さ、醜悪さを実感したような気がします。うまく整理できませんが。死刑廃止の考えが変わったということはありません。今後どうしたらいいのかという自分の活動の方向は、まだ手探りの状態です。
 (執行の場面の)記憶は、自分の中で薄れさせてはいけないという意識が強いです。ただ、執行後のことはあまり記憶がはっきりしていない。現実から違うところに自分がいるような状態だったんじゃないかと。
 議論はみんなに引き継いでもらいたい。スタートはしたので、今後も続けて議論して頂ければいいのかなと。
 裁判員裁判での死刑判決でも、裁判長が控訴を勧めました。死刑については、二重、三重に考えてもらわなければいけないという悩みだったのかなあという思いもします。制度導入時にあまり深く論じられませんでしたが、死刑を前提にするのであれば、死刑判決は全員一致を要件にすべきではないか。
 (署名したことについては)どう言おうとも、自己弁護みたいになるところはあると思うんです。私一人でたいそうなことができる人間でもない。思想家でも何でもない。死刑という問題について一つ、小石を投じることはできるかもしれない。こういう役目をもらった意味、私なりの遂行の仕方として何ができるだろうか。そういうことかもしれません。(聞き手・山口進)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::転載終わり。


コメント
この記事へのコメント
初めまして
朝日のこの記事について検索していて、こちらのブログを見つけました。

死刑制度についての他の記事、コメント欄なども読ませていただきました。
千葉さんのインタビューについてブログの記事を書く上で、大変参考になりました。
ありがとうございます。
一応、その記事のURLを貼り付けておきます。
私は、普段も口下手ですが、思いを文章にする時も説明が上手でないので物足りない記事になってるかもしれませんが。
押し付けがましいので、読み逃げ又は無視してくださっても結構です。
記事にも書きましたが、この問題を取り上げている人が少ないので思わずコメントしてしまいました。
まずは、お礼まで。
2010/11/22(月) 16:29:43 | URL | hira #HAB8mY4.[ 編集]
hiraさん、はじめまして。
hiraさん、はじめまして。
このブログを訪問して下さり、そして、コメントありがとうございます!

> 千葉さんのインタビューについてブログの記事を書く上で、大変参考になりました。
> ありがとうございます。

いえいえ・・死刑制度については、記事をぽつりぽつりと書いているので、
「死刑」カテゴリに分けておくと見やすいのですが、
バラバラなので整理しなくては、と思っています。

> 私は、普段も口下手ですが、思いを文章にする時も説明が上手でないので物足りない記事になってるかもしれませんが。

hiraさん、そんなことないですよ。
他の記事も拝見させていただきました。
とても丁寧に書かれていると感じました。
hiraさんの記事の中の、

『「存続!」或いは「廃止!」と強い信念を持って言える人よりも、
こういう風に揺れ動いている人によって「事」は動くのかもしれない。
いつか、揺れ動く気持ちの定まった人が(ある程度)増えた時に。』

という部分、頷けます・・。

「モリのアサガオ」という、死刑がテーマのテレビ東京のドラマを見ていますが(毎週月曜夜10時~)、本で読むよりも死刑囚の日常が更にリアルに伝わってきます。
死ぬことが刑罰なのですから、死ぬまでは、他の懲役囚とは違ってある程度自由な生活です。「モリのアサガオ」の中で俳優のベンガル扮する刑務官の、「死刑囚房の刑務官はサービス業だと思えばいい」みたいなセリフがあったり、また、元刑務官の書いた本(『元刑務官が明かす死刑のすべて』坂本敏夫・著)や小田島死刑囚のブログ(獄中ブログ)を読み、殺人を犯したことを反省していない人もいると知ると複雑な気分になるのですが、私もhiraさんと同じく、あっちにこっちに悩みながらも、死刑にすることには賛成できません。


hiraさん、コメントは気軽に書いていただければと思います。
恐縮です。
hiraさん、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
2010/11/23(火) 23:23:06 | URL | ゆうこ #-[ 編集]
結局何のために執行したのでしょう。
何処かで、死刑廃止派として執行を見たかったのではと書いていましたが、それもあると思える記事です。
千葉氏に限った事ではないのでしょうが、野党時代と大臣になってからの行動が違います。

『これは私の矛盾ですが、過去に執行された時は国会議員として「なぜやるんですか」「廃止の方向で行くべきじゃないですか」と当時の法相などに申し上げたのも事実です。』
自己矛盾ですか・・・
とりあえず当時の法相に詫びなければなりません。
人間として当然でしょう「。
政治家は信用できませんな(呆)
2010/11/30(火) 18:46:59 | URL | チロ #t50BOgd.[ 編集]
チロさん、おはようございます。
☆チロさん、いつもコメントありがとうございます!
お返事が遅くなってしまい、申し訳ないです。

> 何処かで、死刑廃止派として執行を見たかったのではと書いていましたが、それもあると思える記事です。
> 千葉氏に限った事ではないのでしょうが、野党時代と大臣になってからの行動が違います。

私も、それは感じました・・。
(思い出すのは、菅首相と馬淵国土交通大臣です。
長妻さんは、官僚から嫌われてしまったのでしょうか。)
千葉さんには、
「これだけは譲れない」(死刑に反対)ということを貫いてほしかったです。

> 『これは私の矛盾ですが、過去に執行された時は国会議員として「なぜやるんですか」「廃止の方向で行くべきじゃないですか」と当時の法相などに申し上げたのも事実です。』

> 自己矛盾ですか・・・

矛盾ですね・・。残念です。結果として死刑執行命令を出してしまいました。

『死刑執行命令書に署名するかどうか。そうしない道はあったと思います。でもやっぱり、ただ「やりませんでした」では、死刑制度の是非をめぐる議論は消え入ってしまうのではないかと思ったのです。』
と千葉さんはインタビューに答えていますが、
ただ「やりませんでした」ではの部分、
「やりません」の「やる」というのは「死刑執行」のことです。
今年7月28日に執行された二人の死刑囚に対しては、人間ではなく、
「やる、やらない」の材料でしかなかったのか、と私は思ってしまいました。

現場の刑務官は、日々死刑囚と接していて、死刑囚のことを死刑囚の次に分かっているかもしれません。現場の刑務官の感覚と法務大臣の感覚がかなりずれているのでは?と、感じます。

千葉さんも、新聞の紙上でのインタビューという形で答えましたが、
私には、すっきりしないという思いが残りました。

> 政治家は信用できませんな(呆)

「信念も大事なのだろうけれど、きちんと法に則って」との考えだったのでしょうか。
法の欠陥も考えなければいけませんが、
千葉さんは「死刑制度廃止派なのに、なぜかどこか他人事だった」という感も否めません。

政治家は、信用できないですね。同意です。
(千葉さんには、また問題提起をしてほしいですが・・。)
そういう人ばかりではないでしょうが、霞ヶ関に行くと霞ヶ関色に染まるのでしょうか。
チロさん、ありがとうございます。
この続きを、また考えたいと思います。
2010/12/03(金) 09:07:30 | URL | ゆうこ #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2010/12/11(土) 10:45:57 | | #[ 編集]
Re: 死刑 悩み深き森
梨さん、こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

> http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/f449f6acfef2a9d110543f95f22647f2

来栖さんの、千葉景子前法相の死刑執行や朝日のインタビュー記事に対しての見方は、
私とはちょっと違うなぁ・・そう思いました。

重いテーマなので続きを取り上げて書くのを伸ばし伸ばしになっています。
重いテーマではありますが、考え続けていこうと思います。

コメントありがとうございます。
2010/12/12(日) 17:38:30 | URL | ゆうこ #-[ 編集]
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