罰したい空気[1]の続き・・少し長くなってしまったので、分けた。
思っていることを、感じた事を、そのまま。


●[鹿児島県姶良町の国道に停止中のタクシー内で運転手を刃物で殺害したとして、県警は22日、
札幌市出身で陸上自衛隊練馬駐屯地所属の1等陸士の少年(19)を殺人の疑いで緊急逮捕した。
県警によると、少年は「単に人を殺したかった。タクシー運転手をねらったわけではない」
と供述しているといい、動機を調べている。](gooニュースより)
23日の朝日新聞3面には、
[少年は県警の調べに対し、「人を殺して死刑になりたかった」と供述していることが分かった。]
とある。
この前の岡山の電車のホーム突き落とし殺人もそうだけど、また、‘死刑になりたかった’から、
殺人を・・。

考えてしまった。
この人は私より18歳も若い。私が結婚した時はまだ8歳。子どもだ。
その前に、私の姪っ子のアオイのように、つるんと生まれたばかりで、自分以外の人に
全面的に頼らないと生きていけない存在の時も、あったはずだ。
それがどうして、19歳になってこのような事件を起こしてしまったのか。
生まれてから19年、少年はどういう環境で育ったのか。

そして、不幸にもこの少年と出会ってしまった、58歳のタクシー運転手さん。
テレビで見ると運転席に、ものすごい量の出血だったと思われる血のあとがあった。
必死で身を守ろうと抵抗して、手に傷が約20ヶ所あったそうだ。
痛かっただろうな・・恐ろしかっただろうな・・無念だっただろうな・・
と思わずにいられない。
運転手さんの家族も、まさかこんな形で別れが来るとは、思ってもみなかっただろう。

ダンナはこのニュースを見て、「はい、もうこいつも死刑」と言った。
私も、チラッとそんな考えが浮かんでしまった。なぜ浮かんだかは分からない。でも、浮かんだ。

鳩山法務大臣が以前発言した言葉を思い出した。
 
「ベルトコンベヤーと言ってはいけないが、自動的に、客観的に(死刑執行が)
進む方法を考えてはどうか」

殺人事件→捜査→犯人逮捕→裁判→死刑判決→死刑執行・・・終了・・?
                      ↑      ↑
                     こことここが、問題だろう。

●死刑の方法
日本では、刑法によって絞首刑と決められているらしい。
これはネットで調べたんだけど、長い場合には死ぬまで20分くらいかかることもあるらしい・・。
詳しくは調べていないんだけど、明治時代の「近代法律」から、変わってないのかな。

例えばアメリカの死刑の方法はどうだろうか。
これもネットで調べてみたが、死刑を廃止した14州の他は、
注射、電気椅子、絞首、銃殺などさまざま・・らしい。
(・注射刑----18州
 ・電気椅子---14州
 ・ガス刑-----7州
 ・絞殺刑-----4州
 ・銃殺刑-----2州)
アメリカの死刑はすべて、注射で安楽死させるものと思っていた。(ドラマの見すぎか)
銃殺刑があるのは、驚きだ・・。絞殺も、残っているんだ・・。

考えてみた・・日本はどうしても、絞首刑のみなのか。
それ以外の方法は、考えられないか。
死刑が確定してから長い年月が経ち、老人になって足腰立たない車椅子の死刑囚もいると聞く。
(辺見庸さんの本『たんば色の覚書』より)
そういう人を脇から無理やり立たせて、首に縄をかける・・
これがいいのかどうか。
「でも、この爺さんに殺された人がいるんだよ、その人の身になってみろ。絞首刑で当たり前だろ」
という、(自分も含めた)声が聞こえてくる。

●自分が裁判員に選ばれたら・・
どこからが、「あまりに残虐」で、死刑に匹敵するのだろう。様々な殺人事件がある中で、
犯人が通り魔的なものか、怨恨的なものか、追い詰められたものか、
それによって殺害方法も状況も異なるだろう。
(ナイフで一突き・メッタ刺し、絞首、毒物、市販の薬でゆっくり殺す・・・)
どうやって線引きをしたらいいのか。

97年に起きた、奈良県月ヶ瀬村の女子中学生殺害事件を思い出した。
あの事件では、犯人は裁判で無期懲役になった。
今だったら死刑になるかもしれないような殺害方法だった。 

        
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